第5回クオリアAGORA/ワールドカフェ/活動データベースの詳細ページ/クオリア京都


 

 


文字サイズの変更

 


 

第5回クオリアAGORA/ワールドカフェ



 


 

スピーチ

ディスカッション

ワールドカフェ

≪こちらのリンクよりプログラムごとのページへ移動できます≫

PDFをダウンロードして読む


 


ワールドカフェ


21世紀の資源としての海水、周りを海に囲まれた日本にとって海は子供のころから身近な存在です。 ワールドカフェではビジネスの可能性について話し合いました。 


≪ワールドカフェとは?≫


[ 各テーブルのまとめ ]



●第1テーブル 報告者  内崎 直子 (大阪ガス近畿圏部)


このテーブルでは、日本では海の水の利用が遅れていて、これが使えれば島国日本も資源大国になり、まだまだ可能性があるということで話が盛り上がりました。 


破天荒なビジネスを五つまとめましたので紹介します。 ▽海水ミネラル-海水と同じ構成のミネラルウオーターを作る▽海の海水を調味料として使う。 北海道、沖縄ではそれをまちおこしに▽海水トレーニング場▽羊水と同じということを活用した海水を満たしたカプセル-中にひたれば美容、健康に、ヒーリング効果も▽深層海洋牛-海水を吸収した植物を食べて育った牛を売る▽海藻の利用-ほかにももっと使える海藻を探し、あるいは品種改良でノンカロリーの食べ物として売り出す―です。 




●第2テーブル 報告者 佐藤 庸介 (新日本理化京都工場事務課長)


貴金属を取り出すのは、確かにコスト的に難しいが、実はその時に除去するものもサプリメントとして売りだしたらいけるのではないかということが、ひとつ出ました。 ミネラルを含んだ水というのは成功例としてあるわけですが、あらためて魅力的だという認識をしました。 エネルギーに関しては、潮流とか温度差を使った発電ビジネス、熱をリザーブあるいは排熱に海水を利用するとか…。 塩害にもビジネスチャンスがあります。 とにかく、こういう分かっていることに、ちょっとした工夫を加えれば、ビジネスとして開けてくると思います。 




●第3テーブル 報告者 山本 勝晴 (浄土宗西山深草派 僧侶)


山の中でフグを育てているという実際の事例から、どんどん話が広がっていきました。 海上でトマトの水耕栽培はできないかとか、海の水での核融合、渦潮発電、さらには、羊水と同じ成分なので、それを使った保育器。 そして、海水を混ぜた温泉や海水シャブシャブなど。 スパゲティ用の水というのは、これは「海の素」というネーミングも行いました。 もう使えませんよ(笑い)。 海水のミネラルの活用ですね。 




●第4テーブル 報告者 内藤 隆 (明治大学サービス創新研究所事務局長)


まずですね、海の水深10メートルのところでは、2気圧になり、梅酒をつけると10倍浸透し早く出来上がるそうです。 いろんなもの、例えばチーズとかの熟成に使えるのではないか。 それと温度が安定しているので、倉庫として海を利用できないか。 酸化もしないのでいい貯蔵庫になる。 もう一つは波の力を利用した発電ですね。 一部行われているようですが、もっと真剣にやるべきだという話も出ました。 




●第5テーブル 報告者 三浦 充博 (庵営業チームリーダー)


このテーブルには、木村先生がいらっしゃったので、海水とは何かということから勉強させてもらいました。 それで、塩分、ミネラル、海水の何を使ってビジネスをするのかとか、トマトに塩水をかければ甘くなるが、すぐまねされそうだなとか、場所は瀬戸内海、もし太平洋岸全部でやればハッピーとかいろいろ話し合いました。 こうして、興味深い話は可能性としていろいろ広がったんですが、結局、具体的なビジネスについては「?」という結果になってしまいました。 





終りに...




山口 栄一(同志社大学大学院総合政策科学研究科教授)


5回目にもなると、みなさんすごく楽しんでいることがよくわかりうれしい限りです。 最後に、きょうの先生である木村さんと貴重なコメントをいただきました間藤さん、それに、私のワールドカフェの師匠である阪井さんに感想をいただきたいと思います。 


木村 美恵子(タケダライフサイエンス・リサーチセンター所長)


研究しかやってなく、しかも自分の好きなことしかしてきていないのに、それをディスカッションしていただき、ありがとうございました。 海水利用で実用化されたものは結構たくさんあります。 ただ、もうちょっと思い切ったことができればなあと思います。 間藤先生のお話とか、随分勉強もさせていただきました。 これがきっかけで植物への海水利用がどんどん進んだらうれしいです。 どうもありがとうございました。 


間藤 徹(京都大学大学院農学研究科教授)


植物では見るが、ラットのマグネシウム欠乏の写真を初めて見せていただきましたが、あんなひどいことになるんですね。 それはそれとして、いろいろお話しして、興味を持っていただいてうれしかったんですが、一方でみなさんが、なんでこんなこと知らないのかなあと、まだまだ私の活動が足りないことを実感しました。 
「塩害」は、大体ブームというかピークが10年ごとに来るんです。 今年がそうで3回目のピークです。 「塩に強い植物は」とかいろいろ出てくると思いますが、これに関して、ビジネスというより、みんながハッピーになるように私の知識が使われたらいいなあと思っているところです。 


阪井 和男(明治大学法学部教授)


ここの場所は、山口さんに呼ばれ前来たとき、不思議な場所だと思っていましたが、ワールドカフェに使ったんですね。 ぴったりの場所で、うまく使われていると思いました。 ただ、普通、ワールドカフェは、ワイワイやってそのままなんですが、発表をやるなら、元の会議室に戻ったほうがいいと感じました。 狭いところでグチャーっとやるほうがいいんじゃないでしょうか。 


 


 

前へ

次へ

 



前の画面に戻る


 

Tweet 


閲覧数:017260

 

 

facebook area

 

 


 

クオリア京都とは?

人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?

 

京都クオリア塾

 


 

 
 

 

 

京都から挑戦する“新”21世紀づくり/クオリアAGORA

 


 

Get Adobe Reader


 



  Site Map