第4回京都クオリア塾 / 平成28年7月30日
第4回京都クオリア塾/第4回は、東京オリンピックが開催される2020年、日本はどう変わるのか、東京のソフトパワーと京都の選択、について、電通総研を経て昨年4月京都学園大学教授に就任したマーケティングの専門家、袖川芳之さんにスピーチをお願いしました。袖川教授は、「東京一極集中」是正から、北は仙台から西はリニアで結ばれる名古屋までの集積と集中を図る東京が大きく変わろうとしている。「大東京圏」への発展の可能性を追求するものであり全国で東京だけが別格、それに引き替え関西は地方化が進んでいる。グラハムの幸福の国際比較などを例に、低GDP型生活を営む人は不確実な未来よりそこそこの今の方がよいと考える、ここに地方化の罠があると問題提起をされました。そして、今までのような消費を楽しむ時代ではない、高学歴の女性が会社に使われない新しい生き方を選ぶ「専業主婦2.0」の誕生、里山資本主義などから、京都が「グレーター東京」に対してどう戦うか、現状維持か、イノベ―ティブな創造都市を目指すのか、それともトップを目指さず何とか東京についていく道を選ぶのか、を問いかけながら、京都のソフトパワーを活かして、2020年以降の日本を救う道を京都が選択できないかと話されました。その後、京都企業と京都の関わり等について参加者全員で意見交換、京都の価値を改めて再認識しました。
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クオリア京都とは?
人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?
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