第四期 第3回京都クオリア塾 / 平成30年7月21日/活動報告コンテンツの詳細ページ

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第四期 第3回京都クオリア塾 / 平成30年7月21日

 

日本人の経済的価値観の形成と変化
        大竹 文雄(大阪大学大学院経済学研究科教授)
 第3回は、経済を身近に捉え分かりやすく解明してくださる行動経済学の大竹文雄教授をお迎えしました。まずこの行動経済学とは何か?ですが、伝統的な経済学とは異なり、心理学や社会学の成果を組み入れて現実の人間像に近づける学問と語りながら、延命治療やメール会員などを例に、デフォルト(初期設定)について塾生に語りかけます。例えば、夏休みの宿題、計画していてもつらいことは後回し、楽しいことを前倒しにしてしまう、誰もが経験済みですが、これを回避する方策として、現状維持というバイアスを外し損失回避のためのデフォルトの設定が重要になってくる。そして規制や経済的なインセンティブを変更するのではなく、選択の自由を持たせながら行動を変えるため、肘で人を軽く押して注意を促すという意味の「ナッジ」の活用について、日本人の特性などをデータで示しながらお話をされました。
 また、経済の基本である再分配をどうするかについても、グローバル時代の今、日本型の安心社会から信頼社会への転換が進んでおり、そのための評価システムをどう構築するかが問われている、と語りかけます。
 今回は企業におけるシステムの構築や運営方法にも大きく関係する内容でもあり、塾生からは具体的な事例をもとに大竹教授に様々な質問が相次ぎました。

 


 

第四期 第3回京都クオリア塾 / 平成30年7月21日の画像

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クオリア京都とは?

人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?

 

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