第八期 第9回京都クオリア塾  令和5年2月18日/活動報告コンテンツの詳細ページ

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第八期 第9回京都クオリア塾  令和5年2月18日

 

    9回                  2023年2月18日(土)
    1部「日本のウェルビーイングを考える」
          内田由紀子(京都大学大学院 人と社会の未来研究院教授)

               
文化とこころの関係や幸福感など比較文化研究がご専門の内田教授、ウェルビーイングは経済だけでなくこころの充足、生活への評価・価値そして健康まで含める新しい「ものさし」。個人を対象とするハピネスとは異なり、個人を繋ぎ、取り巻く「場」が重要で、世界ランキングではなく職場や地域といった「場」により多様なウェルビーイングが生まれると強調されます。

1980年代にアメリカで始まった「幸福」の研究も文化によって異なり、アメリカが個人の自由や自己実現、競争の中でもまれるといった獲得的幸福感であるのに対して、日本は他者とのバランスや人並み志向といった協調性幸福感が重視される。この両者のバランスをどうとるかがポイントで、特に日本における幸福は「場」や「関係性」が重要。そして数値化しにくい「場」の空気感や価値観を共有しながら、多様なウェルビーイングを追求できる社会づくりを目指そうと語りかけました。

  この後久しぶりにワールドカフェを開催、テーブルごとに、多様性ある組織づくりやそのための方策や「場」づくり等について活発な意見交換が行われ、個々の企業の事例などからの展開策も披露されました。


2部「日本のウェルビーイングを考える」

ワークショップ「デザイン思考によるイノベーションマネージメント」
        スシ スズキ(京都工芸繊維大学 未来デザイン工学機構准教授)


海外で「デザイン思考」の各種プロジェクトに取り組んでこられたスズキ准教授、デザイン思考は通俗的には工業デザインをターゲットにするが色々な定義があり、イノベーションを高める可能性が高い、と話されます。「ペアの人が経験したプレゼント体験をリデザインしよう。相手に対する深い共感から」というミッションのもとワークショップを開始、ふたり一組となって概要把握からアイデアだし、そしてプロトタイプのギフトをつくりました。ペアを組んだ相手方から示されたギフトは自らが想像していた内容とは大きく異なり、デザイン思考のイントロダクションを学びました。



 


 

第八期 第9回京都クオリア塾  令和5年2月18日の画像

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クオリア京都とは?

人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?

 

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